かつては、お気に入りの大統領候補に投票するために並んでいる間、赤の他人とおしゃべりをして時間をつぶしていた。
今はGoogleとTwitterの新たな提携のおかげで、自分の体験を知らない人に伝えられる。
新しいインターネットサービスの先駆者になろうとしているGoogleとTwitterは、投票者が並んで投票を待っている間に、携帯電話からショートテキストメッセージを送信できるようにしている。
TwitterのテキストメッセージサービスがGoogleのSuper Tuesday Mapに統合されたことで、ユーザーは最長140文字(文章1つ分か2つ分)のテキストメッセージを送信して、選挙情報を追っている人たちに、投票待ちの時の体験を伝えることができる。
メッセージはGoogleのSuper Tuesday Mapに送られ、ユーザーが自分の考えを書くたびに各州からの書き込みが切り替わりながら表示される。
これに参加するには、Twitterを通常通りに使えばいい。スーパーチューズデーに関連する投稿があると、このマップに表示される。
TwitterとGoogle Mapsを同期させるために、GoogleはTwitterの「Track」という機能を使っている。この機能は、Twitter上で特定の人の更新ではなく、キーワードやコンセプトを追跡できるようにするというもの。基本的には、Googleはスーパーチューズデーに関する単語のリストと地域情報を合わせて追跡している。
例えば、ユーザーは「TRACK EARTHQUAKE」というテキストを40404(Twitterのメッセージ送信用ショートコード)に送ると、Twitterに送られた地震関連のアップデートを数秒以内に受け取れると、Twitterの共同創設者ビズ・ストーン氏は2月5日に語った。
ストーン氏は、Trackは現時点ではSMS(ショートメッセージサービス)とIM(インスタントメッセージング)でのみ利用できるが、「ほとんどの人が利用できなかったアクセス機能を提供するためにGoogleと協力した」と述べた。
Super Tuesday Mapには、Google Newsの選挙ヘッドライン、主要な州の開票結果、この日予備選を行う24州の候補の動きを追うガジェットが含まれている。
Googleは昨年10月にTwitterのライバルであるJaikuを買収したのに、このサービスでTwitterと協力したのはなぜだろうか?
Googleは、Jaikuで何が進行しているかは今は明らかにしないと広報担当者は語り、同社はまだ「モバイルソーシャルネットワーキング体験を向上させる」方法を模索しているところだと話した。
今回の一時的なサービスは、有権者が各党の候補者を選ぶスーパーチューズデーのために作られた。今年は米選挙制度において過去最多の州で予備選が行われた。
Googleは2月7日にハイライトを掲載する予定だ。
Super Tuesday Mapとテキストメッセージ機能で、ユーザーは予備選の日をもっと楽しめるかもしれない。GoogleとTwitterにとって、ユーザーをできるだけ長く自社のサービスに引き留めることは、自らのWebベースサービスの勢いを高める計画の一環となる。
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