富士通は2月15日、京都大学から次期スーパーコンピュータシステムを受注したと発表した。クアッドコアOpteronを搭載したHPCサーバによる大規模クラスターで、理論ピーク値は61.2TFLOPS。
京大と筑波大学、東京大学で共同策定した「T2Kオープンスパコン仕様」に基づき構築する。富士通のHPCサーバ「HX600」×416台で構成し、1台当たりクアッドコアOpteronを4基搭載する。
富士通が開発した並列処理ソフトウェア「Parallelnavi」により、システム全体を統一的なインタフェースで操作・管理でき、運用負担を軽減できるという。またサーバ単位だけでなく、CPUやCPUコア単位でスタンバイモードに切り替えられ、消費電力の削減が可能だとしている。
サブシステムとして「SPARC Enterprise」×7台による大規模SMPクラスタ演算サーバと、800Tバイトのストレージも構築する。演算サーバとファイル入出力制御装置の接続はInifiniBandを採用する。
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