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“もう一度作り直した”ソニー「mylo」新作 YouTube・mixiに一発接続

» 2008年02月19日 12時57分 公開
[ITmedia]
画像 ホワイトとブラックの2色

 ソニーは2月19日、フルキーボードを備え、Webブラウザや動画・音声再生機能を搭載した携帯型ネット端末「mylo」の2代目製品「COM-2」を、3月1日に発売すると発表した。米国で1月に発売した機種の日本版で、ユーザーインタフェースやソフトを日本向けに変更している。

 従来機からディスプレイをタッチパネル化し、3.5インチVGA(800×480ピクセル)サイズに拡大。130万画素カメラを内蔵し、Flash再生に対応するなど「もう1度作り直したと言っていいぐらい」(ソニー広報センター)大幅に機能を強化した。

 NTTコミュニケーションズの公衆無線LANサービス「ホットスポット」を1年間無料で利用使える権利も付属する。オープン価格で、実売予想価格は3万5000円前後。

YouTube、mixi、Gmailにも


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 無線LAN接続(IEEE 802.11b/g)に対応したモバイル端末。初代機は2.4インチQVGA(320×240ピクセル)表示だったが、新機種「COM-2」は画面サイズを大幅に拡大した上、タッチパネル化して指やスタイラスで操作できるようにした。

 キーボードの面積も約30%広げて打ち込みやすくし、バックライトで暗い場所でも利用しやすくした。本体サイズも一回り拡大し、130.8(幅)×64.6(高さ)×20.7(厚さ)ミリ、重さは約193グラム(バッテリー含む)となっている。


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 130万画素・マクロ撮影対応のカメラ機能(デジタル5段階ズーム)を搭載。撮影した写真にスタイラスで文字などを書き込み、ブログやmixiにアップする――といった利用法を想定する。

 「Flash Lite 3」を搭載し、Flashコンテンツの再生に対応。YouTubeも再生できる。好みのネットサービスを選んで表示できる「mylo Widget」を利用すれば、mixiやYouTube、Googleなどに簡単にアクセス可能。無線LANスポットから端末の位置を推定する技術「PlaceEngine」を活用したマッピングサービスも利用できる。

 従来機と同様、「Skype」「Google Talk」に対応した。Skypeでは新たにファイル転送にも対応。「Google Talk」からは「Gmail」にアクセスできるようにし、新着メールが届くとアイコンが点滅するようにした。

 RSSに対応し、お気に入りサイトの更新情報を受け取ったり、ポッドキャストを受信できる。音楽はMP3/ATRAC(OpenMG対応)/WMA(Windows Media DRM対応)などに、動画はMPEG-4/WMV9に対応した。

 1Gバイトフラッシュメモリを内蔵(ユーザー領域は850Mバイト)し、メモリースティックデュオ/PRO デュオに対応したスロットを装備(MagicGate非対応)。キャリングポーチが付属する。

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