ソニーがInternational CESのプレスカンファレンスで発表した新型「mylo」(COM-2)。myloはポケットサイズの小型端末ながらもフルキーボードと無線LANを備え、WebブラウジングからSkypeやGoogleTalkによる通話やチャットが行えるコミュニケーションツールだ。(→ソニー新提案、フルキーボード搭載ネット端末「mylo(マイロ)」)。
新型は既存モデルの丸みを帯びたデザインから、より直線的なスタイルに改められたほか、液晶画面は2.2型ワイドから3.5型ワイドへ大型化。画面の解像度も320×240ピクセルから800×480ピクセルに高精細化されている。背面には130万画素のカメラも新設された。
1Gバイトの内蔵メモリを備えており、MP3/WMA/AAC/ATRACの音声ファイルならびにMPEG-4 SP/ASPの動画ファイル、JPEG/BMP/PNGの静止画表示も可能なマルチメディアプレーヤーとしての機能も備える(→myloを見てきたのだ)。基本的な機能は既存モデルを踏襲しているが、搭載されたカメラで撮影した画像をSNSやブログへアップロードすることも可能だ。
カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色だが、ローズ/オリーブ/サファイア/プラチナのフェイスプレートが別売にて用意されており、組み合わせてデザインの変化を楽しむことができる。米国ではすでに予約受付が開始されており、SonyStyleでの価格は299.99ドル。日本での販売は未定となっている。
新型で注目なのが搭載WebブラウザのFlash対応(Adobe Flash Lite3サポート)で、これによってYouTubeの動画も楽しめるようになっている。YouTubeが見られるならば、“ニコ動”も見てみたいのが人情。ということで、さっそくソニーブースのデモ機で試してみた。
Webブラウザを起動し、ニコニコ動画のアドレスを入力。画面にログインIDとパスワードを入力すると見慣れたトップ画面が表れた。そこで任意の動画を選択すると画面が切りかわる……が、動画はいっこうに再生されない。ロード中の黒いボックスすらすら表示されず、いつまでたっても真っ白なまま。会場の無線LANがかなり不安定だったのも原因かも知れないが、少なくともブースのデモ機で“ニコニコ”することはできなかった。残念。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR