シャープブースで注目を集めていたのは、やはり65V型と52V型の次世代液晶(→2008 International CES:シャープ、65V型の“次世代液晶テレビ”を披露)だ。
ブースに展示されていた液晶テレビの画面サイズだけを比較すれば、ちょうど1年前のInternational CESで披露された108V型の製品が最大サイズだったが、次世代液晶は大画面ながらもディスプレイ部の厚みはいずれもわずか20ミリ、コントラスト比も10万:1と高い。来場者は次世代液晶の薄さと映像美に見入っていた。
最もブース内でスペースを取っていたのは、2月より北米市場で販売開始されるAQUOSの新シリーズ。最上位モデルとして投入される「SE94 Series」は65V型の「LC-65SE94U」を始めとする65V/52V/46Vの画面サイズが用意される。10ビットのパネルはもちろん倍速駆動のフルHDで、狭額デザインが施されている。先日発表されたネットワークサービス「AQUOS NET」も利用できる。
SE94 Seriesのほかには「D74 Series」(52V型のみ)と「D64 Series」(65V/46V/42V型)、「D44 Series」(37V/32V型)、32V型ながらもフルHDパネルを搭載し、表示のタイムラグを低減するゲームモードを備える「GP3 Series」も展示されていた。
毛色の変わった展示で注目を集めていたのは携帯電話機能を備えた多機能端末「Sidekick LX」。“AQUOSケータイ”のようなサイクロイド式の液晶画面を備えており、回転させるとQWERTYのキーボードが現れる。メッセージの入力時にはディスプレイを回転させる仕組みだ。北米では昨年秋に発表済みで既に販売も開始されているアイテムだが、ブースではガイナックスの製作によるオリジナルアニメCMが放送されており、通りかかった人が足をとめて眺めていた。


液晶画面のギミックが目を引く「Sidekick LX」。GSM/EDGE対応しており、キャリアはT-Mobile。基本的にはキーボードでインスタントメッセージを軽快に楽しめる携帯電話といった製品で、携帯電話とW-ZERO3の中間に位置するデバイスといえそうだ。日本への投入は未定
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