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有機色素の「BD-R LTH」、太陽誘電が発売

» 2008年02月19日 13時45分 公開
[ITmedia]
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 太陽誘電は2月19日、記録層に有機色素を採用した追記型Blu-ray Disc「BD-R LTH Type」を26日に発売すると発表した。BD-R LTHの商品化は世界初で、CD、DVDで実績のある同社がBD市場に参入する。

 BD-R LTHは、DVD-Rなどと同様の有機色素を記録層に採用したBD-R規格。従来のBD-Rは無機色素を使っているが、BD-R LTHはDVDやCDと同じ生産ラインで製造できるようになるため、従来型BD-Rと比べ安価に製造できるのが特徴。ただ、従来型BD-Rとは互換性がないため、利用は対応機種に限られる。

 LTHは「Low To High」の略。光ディスクは記録層の反射率の違いでデータを読み取る。BD-R LTHは記録することで反射率が「低→高」に変化するためこう呼ぶ(従来型BD-RやCD-R/DVD-RはHigh To Low「高→低」)。

 太陽誘電が販売するのは1層25Gバイト・2倍速対応の製品で、単品の「BR-V25WTY」と5枚組の「BR-V25WTY5P」。オープン価格。

 同社によると、対応レコーダーはソニーの「BDZ-X90」「BDZ-L70」「BDZ-T70」「BDZ-T50」と、松下電器産業の「DMR-BW900」「DMR-BW800」「DMR-BW700」「DMR-BW200」「DMR-BR100」。

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