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デジタルペンがタイムレコーダーに DNPが就業管理システム開発

» 2008年03月05日 16時07分 公開
[ITmedia]
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 大日本印刷は3月5日、デジタルペンを使った就業管理支援システムを開発し、5月に発売すると発表した。専用の打刻カードにデジタルペンでタッチすると、出勤・退社時刻、休憩時間などを記録する。

 記入した文字や絵をそのままデジタルデータとしてリアルタイムに記録し、PCや携帯電話などに送信できるアノト方式デジタルペンを活用する。

 専用打刻カードにあらかじめIDを設定した。カード表面に書かれた「出勤」「退勤」「休憩開始」「休憩終了」といった項目をデジタルペンでタッチするだけで、個人の勤務時間を記録。そのデータを就業管理サーバで保存し、CSV形式で出力できる。

 カードの専用欄にデジタルペンで、遅刻や残業理由、管理者のサインなどを書いて画像として保存することも可能だ。

 人材派遣会社や、派遣社員を多く使うイベント業・製造業などに積極的に販売し、就業状況の適正な管理や業務の効率化に役立ててもらう。同社が人材派遣会社と共同で、派遣社員9人を対象に行った実証実験では、就業管理に関する業務の処理時間が、従来と比べて80%削減できたという。

 08年度は10社の採用を見込む。発売前に同システムを試験運用できるお試しパック(7万5000円)も用意した。デジタルペン1本、派遣社員用の打刻カード9枚、派遣社員の管理者用のカード1枚、就業管理サーバが使える。

 同システムは「IC CARD WORLD 2008」(東京ビッグサイト、3月7日まで)で展示する。

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