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NTT東西に排除命令 「DIAL104」料金で不当表示

» 2008年03月13日 19時14分 公開
[ITmedia]

 公正取引委員会は3月13日、「104」で調べた電話番号にそのまま電話をかけられる「DIAL104」の料金を広告で表示しなかったなどとして、景品表示法違反(有利誤認)でNTT東西地域会社に排除命令を出した。

 DIAL104を利用する際は、番号案内料に加えて接続利用料31.5円がかかる上、通話料が3分10.5円(昼間・区域内の場合)と、通常の通話料(3分8.925円)と比べ割高になっている。

 公取委によると、2社はDIAL104の広告をテレビや新聞雑誌、ポスターなどで展開が、接続料と割高な通話料について放送・記載しないか、明瞭に放送・記載せず、利用しない場合と同じ通話料で通話ができるかのように示す表示をしていた。

 このため排除命令では広告が誤認を招くものであることを公示し、再発防止を徹底することなどを命じた。

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