「Amazon.co.jp」で、ユーザーが欲しい商品を登録しておける「ほしい物リスト」の検索機能「ほしい物リストサーチ」が、3月21日までに再開された。ほしい物リストはデフォルトでネット全体に公開されており「公開を意図していない個人情報がもれている」と11日ごろからネットで騒動になった後、検索機能を停止していたが、再開後も仕様変更などはなく、リストは従来通りデフォルトで公開されている。
ほしい物リストは、自分にプレゼントしてほしい商品を登録・公開できる機能。リストに登録した商品や、登録ユーザー名、誕生日、送付先都道府県がデフォルトでネット全体に公開される仕様で、メールアドレスやユーザー名で検索できる。
リストがデフォルトで公開されていると知らず、自分専用お気に入り商品メモのつもりで使っていたり、ユーザー名を本名や社名で登録している人も多く、3月11日ごろから「ユーザーが意図しない個人情報がもれている」と騒動に。「有名人のほしい物リストを見つけた」「メールアドレスしか公開していないネット上の有名人の本名が分かった」などといった報告が、ネット上で相次いでいた。
アマゾンジャパンは「一般ユーザーからの問い合わせに応じた調査を行うため」として11日ごろからほしい物リストの検索機能を停止。このほど、調査が終了したため検索機能を再開した。
再開後も仕様変更などはなく、リストは従来通りデフォルトで公開されている。ただ、リストを公開している場合、リストのユーザートップページ表示される注意書きに「アカウント名や届け先都道府県が公開される」など、公開される情報の内容を紹介する文章が加わった。
同社は「ユーザーの声を聞きながら機能を改善していく。デフォルトで非公開にするべきという声が多ければ、仕様変更を検討する」としている。
一部で「米Amazon.comのWish List(ほしい物リストの英語名)デフォルトで非公開になっている」という指摘があったが、同社は「米国もデフォルトで公開される仕様」と説明している。
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