ノートPC受託製造大手の台湾Quanta Computer(広達電脳)とビデオチャットサービスの米ooVooは3月24日、家庭の高精細(HD)テレビでビデオ会議が楽しめる新技術の開発で提携したと発表した。どんなHDテレビやノートPCでも高画質のビデオ会議を可能にする」というもので、Quantaでは、家電・PC業界のパートナーとともに、年内にこの技術の商用製品への組み込みを開始できると見込んでいる。
両社開発のシステムでは高スループットのH.264コーデックを採用。通信速度が512Kbpsでも、720p、毎秒30フレームでのビデオ転送が可能だという。
Quantaは、HD技術がエンターテインメント主導の「受身」な技術から、友人や同僚との交流にも利用できるものへと変化するとみている。「ソーシャルという文脈の中に置かれれば、HDビデオは新たな可能性を開くことができる。HDビデオチャットは、その第一歩にすぎない」と、HD技術の今後に期待している。
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