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「日本のブログ、4割がスパム」――ニフティが新技術で分析

» 2008年03月26日 15時49分 公開
[ITmedia]

 ニフティは3月26日、スパムブログやアダルトブログを自動判定できる新技術を使って、国内ブログの約9割強・4億5000万の記事をサンプリングして分析したところ、4割がスパムブログだと分かった、と発表した。

 アフィリエイトスパムのブログやワンクリック詐欺、出会い系サイトに誘導するブログ──などのスパムブログを自動で判別する新技術を「ニフティ研究所」で開発。昨年10月から今年2月までのブログ記事から、各月ごとに約10万記事をサンプリングし、スパムの割合を調べたところ、平均約40%がスパムだった。

 各月ごとのスパムの割合は以下の通り。

年月 スパムの割合
07年10月 39.3%
07年11月 40.1%
07年12月 39.7%
08年1月 39.9%
08年2月 40.5%

 新技術で判別できるスパムブログは、他ブログに自動でトラックバックを打つ「引用スパム」、商品アフィリエイトリンクを自動生成する「アフィリエイトスパム」、文章を自動生成して人が書いているように見せかける「ワードサラダ」、同一記事を複数ブログに投稿する「自動マルチポスト」と、わいせつな記事を含むブログ、出会い系サイトの入り口となっているブログ、ワンクリック詐欺に誘導するブログ。

 同社は新技術を取り入れたスパムブログフィルタリング技術を開発。同社のブログ評判分析サービス「BuzzPluse」などに搭載していく。

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