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「iiyama」をマウスコンピューターが吸収合併

» 2008年04月01日 09時34分 公開
[ITmedia]

 MCJは3月31日、グループの再編を発表した。PC子会社のマウスコンピューターがiiyama(旧イーヤマ販売)を10月1日付けで吸収合併する。

 ディスプレイメーカーのイーヤマが2005年に経営破たんした際、MCJが支援企業となり、当時のイーヤマ販売を受け皿として再生に乗り出した。現iiyamaは再生1年目の2007年3月期に最終黒字転換し、08年3月期も採算性を確保しているという。

 ただ、国内ディスプレイ市場が縮小傾向にあるなど競争環境が厳しく、マウスコンピューターのPC製造販売と統合して効率化することが必要だと判断した。今後はマウスコンピューター製PCとiiyamaブランド液晶ディスプレイのバンドル販売を強化するほか、iiyamaの飯山事業所(長野県飯山市)をPC製造・修理拠点として活用していく。

 iiyamaの国内産業用モニター事業は東京特殊電線に譲渡する。また欧州iiyamaの株式をMCJに移管する。

 ライコスジャパンからアバターコミュニティー「Cafesta」を取得した子会社エイアンドティーは、社名を「カフェスタ」に変更する。

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