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郵便局で使用済みカートリッジ回収 大手プリンタメーカー共同で

» 2008年04月08日 17時13分 公開
[ITmedia]

 大手プリンタメーカーら6社は4月8日、使用済みインクカートリッジを郵便局で回収する試みを共同で始めた。年間約2億個が使用されるインクカートリッジだが、使用後は大半が一般ごみとして捨てられているのが現状。郵便局と物流システムを活用してリサイクルを強化するのが狙い。

photo 回収の流れ

 「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」として、ブラザー工業、キヤノン、デル、セイコーエプソン、日本ヒューレット・パッカード、レックスマークインターナショナルの6社が参加する。

 全国の郵便局のうち、主要3638局に共同の回収箱を設置し、使用済みカートリッジをユーザーに持ち込んでもらう。集まったカートリッジはゆうパックで仕分け作業所に送り、メーカーごとに仕分け。受け取った各社が再資源化する──という流れ。仕分け作業は長野県の障害者雇用施設が行い、雇用拡大に貢献するとしている。

 プリンタ各社は使用済みカートリッジのリサイクルに取り組んでおり、量販店の店頭などで独自に回収している。全国の郵便局を活用することで回収率を高め、リサイクルを加速する。今後、回収箱を設置する郵便局を拡大していく。

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