シンクライアント端末から、ホームサーバに無線LANとインターネット経由でアクセスし、コンテンツをオンデマンドで楽しむ――という新コンセプトの家庭向け商品を、NECとNECパーソナルプロダクツが4月15日に発表した。
新ブランド「Lui」を冠し、ホームサーバと、サーバアクセス専用の小型シンクライアント端末を発売。サーバに保存した動画や音楽、写真などを外出先から楽しんだり、テレビの遠隔予約録画がなどができる。
シンクライアントは、手のひらサイズの「Lui RP」と、ノートPC型「Lui RN」の2種類。サーバは、地上デジタル放送録画に対応した「Lui SX」と、デスクトップPC「VALUESTAR R Luiモデル」の2タイプをラインアップした。
Lui SXは、テレビと接続して使用することを想定したディスプレイなしのサーバで、リビングに合うようシックなブラックボディに仕上げている。
シンクライアント端末から、無線LAN経由でサーバに接続。サーバの機能を遠隔利用できる。動画や音楽、写真などのコンテンツを遠隔再生したり、メールの確認をしたり、テレビの録画予約をしたり、といったことが可能だ。ただし、地上デジタル放送やDVDなど、一部のDRM付きコンテンツの遠隔再生はできない。
今後は他社からLui SXに対応したディスプレイやネットワークカメラ、Lui RP向けのキーボードなどが発売される予定だ。
NECパーソナルプロダクツの高須英世社長は「ユビキタス時代に向けた新コンセプトがLuiだ。いつでもどこでも簡単にPCやコンテンツを利用できるLuiは、PCの利用シーンを大きく広げる。今後はパートナー企業と連携し、Luiワールドを拡大させていく」と話した。
価格はオープンで、NEC Directの価格は、Blu-ray Discドライブを搭載したLui SX上位モデルが37万9890円、下位モデルが32万9910円、Lui RPが4万9980円、Lui RNが8万9880円。「VALUESTAR R Luiモデル」は21万3528円から。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR