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eBay決算、全部門で増収

» 2008年04月17日 08時39分 公開
[ITmedia]

 米eBayが4月16日発表した第1四半期(1〜3月期)決算は、売上高は前年同期比24%増の21億9000万ドル、純利益は同22%増の4億6000万ドル(1株当たり34セント)だった。

 ネットオークションを中心にeコマースのサイトで構成されるマーケットプレイス事業は、広告収入とチケット転売部門のStubHubが好調で、売上高は前年同期比19%増の14億8000万ドル。取引総額は12%増だった。決済事業PayPalの売上高は5億8200万ドルで、32%増。取り扱った決済金額は34%増の144億2000万ドルだった。Skypeのコミュニケーション事業の売上高は61%増の1億2600万ドル。同四半期末時の登録ユーザー数は3億900万人以上になった。

 営業利益率は、前年同期の26.5%を下回る25.2%。PayPalやSkypeなど、比較的利益率の低い事業が、ほかを上回る伸びをみせている影響だという。

 今後の見通しについては、第2四半期(4〜6月期)の売上高を21億〜21億5000万ドル、1株当たり純利益を30〜32セントと予想。通年では、売上高を87億〜90億ドル、1株当たり純利益を1.35〜1.40ドルと、前回決算時の業績予想(売上高85億〜87億5000万ドル、1株当たり純利益1.27〜1.31ドル)を上回るとみている。

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