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Xerox、「1日経ったら文字が消える紙」など新技術を発表

» 2008年04月30日 08時06分 公開
[ITmedia]

 米Xeroxは4月29日、同社の研究所であるPARC(Palo Alto Research Center)において、現在開発中の新技術10種を公開した。これら新技術の開発にはニューヨーク、トロント、フランス、オレゴン、パロアルトの各研究所、また同社傘下のソフトウェア会社XMPieが貢献している。

 その1つが、1日経過した時点で印刷された文字や図が消える紙。何度でも繰り返して使用可能で、紙の使用量を削減することを目的としている。現時点では、印刷された文字は徐々に薄くなり、16時間から24時間経過した時点で完全に消えるという。

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 この紙には、特定の光の波長を吸収するときに色を変える化合物が配合されている。Xeroxは、その光の波長を出すライトバーを搭載したプリンタも開発した。印刷された文字や画像は時間とともに、または熱を加えると即座に消える。

 このほか、ユーザーのアクセス権限レベルに応じて文書内の機密情報の公開部分を自動的に振り分け、機密情報を保護する技術「Intelligent redaction」、デジタル文書に含まれる文字と画像を解釈し、その両者にタグをつけて分類できるようにするソフトウェア(両技術とも2007年10月に発表)など、計10種の技術のデモンストレーションが行われた。

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