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「KY」に続け 辞書にない言葉、中高生から募集中

» 2008年05月12日 15時23分 公開
[ITmedia]

 大修館書店はこのほど、辞書に載っていない言葉を中高生から募集する「第3回『もっと明鏡』大賞 みんなで作ろう国語辞典!」を始めた。言葉について考えてもらい、国語辞典への関心を高めるのが狙いで、Webサイトで応募用紙をダウンロードし、学校を通じて応募する。

 昨年実施した同企画では「PK:パンツ食い込む」「FK:ファンデ濃い」「貧格:品位、品格が欠乏していること」などを含む4万5000近い作品が寄せられ、その一部は同社の書籍「KY式日本語 ローマ字略語がなぜ流行るのか」に収録。同書は20万部を発行するベストセラーになった。

 Webサイトで公開している応募用紙に、見出し語と表記、品詞、解説や用例を書き入れ、学校単位でまとめて応募する。いわゆる「若者言葉」やネット語、その地域ならではの方言などのほか、国語辞典に載っている語に新しい意味を追加した応募も可能だ。

 全国の中学校・高等学校に通う生徒が応募でき、学校単位でテーマを決めて応募するといった取り組みも歓迎する。募集は9月末日まで。優秀作を審査し、12月下旬に同社サイトで受賞作を発表する。優秀作をまとめて書籍化したり、辞書に収録することも検討する。

 受賞作を応募した生徒には、電子辞書やニンテンドーDSとソフト「漢字そのままDS楽引辞典」のセットなどをプレゼントするほか、ユニークな取り組みをした学校には、同社の辞典をセットにした「学校賞」も贈呈する。

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