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AMD、幹部人事で2人退社――技術部門も再編

» 2008年05月14日 06時58分 公開
[ITmedia]

 米AMDは5月12日、同社が取り組んでいる「事業再設計」の一環としての組織改編と、幹部の人事異動を発表した。コンピューティングソリューション部門担当執行副社長マリオ・リバス氏と、上級副社長兼最高人事責任者(Chief Talent Officer)のミシェル・カデュー氏が同社を去ったという。

 またコンピューティングソリューション部門担当の上級副社長に、同社24年勤務のベテラン、ランディ・アレン氏が就任する。同氏はこれまでサーバ&ワークステーション事業を担当していたが、今後は消費者向けおよび法人向けマイクロプロセッサソリューション・プラットフォームの実装や管理を担当し、社長兼COO(最高執行責任者)のダーク・マイヤー氏に直属する。

 AMDはまた、技術部門を再編し、新組織「Centralized Engineering」を設立した。各ビジネス部門と協力しながら、同社の技術および製品ロードマップの開発や遂行を指揮する組織で、今回AMD入りするシェキブ・アクラウト氏と、同社で設計工学担当のコーポレート副社長を務めるジェフ・フェルヘール氏が率いる。アクラウト氏は、米IBMでCellプロセッサなど各種半導体製品の開発に携わった人物。最近は、米Freescale Semiconductorで設計技術担当の副社長を務めていた。

 マイヤーCOOは「経験豊かなリーダーを、より焦点を絞った新たな役職に据えることで、持続的な収益性と長期的な成功に向けた当社の事業遂行およびその進展を加速できる」としている。

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