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ネットショッピングモールで海賊版販売、男を逮捕

» 2008年05月19日 20時18分 公開
[ITmedia]

 コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)によると、警視庁は5月14日、自分で開設したWebサイトを通じ、権利者に無断で複製したPCソフトを販売していたとして、著作権法違反の疑いで愛知県春日井市の無職の男(51)を逮捕した。

 調べでは、男は同日、「JUST Suite 2008」(ジャストシステム)を無断で複製したDVD-R1枚を、販売する目的で所持していた疑い。

 男は販売用のWebサイトを開設し、無料で利用できるショッピングモールに「激安の殿堂 ソフト王国」の名前で出店。「ボリュームライセンス版」と称し、「企業や学校内で複製が許可されているソフトを、倒産した企業から買い付けて販売している」などとうその説明をしていた。

 73種類のソフトを、1本当たり1000円〜1万6000円程度で販売し、これまでに約500枚、約320万円を売り上げ、約100万円の利益を得ていたとみられる。

 男はネットオークションを通じて海賊版を作成するためのマスターを入手。メールマガジンや掲示板などで広告していたという。

 本所署員がサイバーパトロール中に男のサイトを発見し、ACCSを通じて権利者に連絡した。男がオートデスク製ソフトの海賊版も販売目的で所持していたことを確認しており、同社も告訴を予定している。

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