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HP、速報値通りの好調な決算

» 2008年05月21日 08時13分 公開
[ITmedia]

 米Hewlett-Packard(HP)が5月20日発表した同社第2四半期(2〜4月期)決算は、売上高は283億ドルで前年同期比11%増、純利益は同16%増の21億ドル(1株当たり80セント)で、14日に発表していた速報値通りの好調な業績となった。為替変動の影響を除くと、売上高の伸びは5%だった。

 売上高を地域別にみると、北南米地域は111億ドル(前年同期比4%増)、EMEA(欧州、中東、アフリカ)地域は119億ドル(同16%増)、アジア太平洋地域は52億ドル(同16%増)。米国外での売り上げが全体の70%を占めるという。

 部門別では、パーソナルシステムズ部門の売上高は前年同期を16%上回る101億ドルで、うちノートPCが31%増、デスクトップPCはほぼ横ばいだった。出荷台数は21%の伸びとなっている。その他の部門は、イメージング・プリンティング部門の売上高が前年同期比6%増の76億ドル、エンタープライズストレージ&サーバ部門は4%増、サービス部門は12%増、ソフトウェア部門は28%増、ファイナンシャルサービス部門は25%増。マーク・ハード会長兼CEOが「事業全体を通じた好調に支えられ、引き続き力強い四半期となった」と振り返るように、全部門で増収を達成した。

 第3四半期(5〜7月期)の見通しについては、売上高を273億〜274億ドル、1株当たり純利益を76〜77セントと予想。通年の業績は14日の速報発表時同様、売上高が1142億〜1144億ドル、1株当たり純利益が3.30〜3.34ドルとみており、前回決算時の予想値から引き上げている。

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