国際レコード産業連盟(IFPI)は5月21日、「中国トップ5」の検索エンジンの1つZhongsouが、レコード会社の著作権を侵害したとして、侵害行為の即時停止と10万元(約150万円)の罰金の支払いを命じられたことを明らかにした。中国河北省および滄州市の著作権当局の決定によるもので、既に同社所有のサーバ3台が没収されているという。
中国では、違法な音楽配信サービスを運営しているとしてIFPIがYahoo! Chinaを提訴し、2007年12月に勝訴。検索エンジン最大手のBaiduに対しても、大手レーベル3社が訴訟を起こしている。Zhongsouは、Yahoo! ChinaやBaiduと同様のサービスを提供していたという。
IFPIによると、Zhongsouへの判決は、音楽配信サービスの運営企業に対して罰金が科された初のケースで、10万元という額は、著作権侵害の罰金としては河北省で過去最高。IFPIは、この判決が「同様の音楽サービスを行っている企業への警告になれば」としている。
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