ネットベンチャー・アルカーナ(東京都港区)はこのほど、「ネットを使っていて良かった」という体験やニュースを紹介するサイト「pandola.jp」を開設した。「負の側面が強調されがちなネットの良い面にスポットを当て、ネットの可能性を探るのが目的」という。
ネットで素敵な人と出会った、SNSで温かいメッセージをもらった、ブログのコメントに励まされた――など、ネットで経験した良い話をユーザーからメールで募集し、紹介する。ネットを通じて出会った人やサービスへの感謝のメッセージも募集する。
まずは、ネットで出会って結婚したというカップルのエピソードや、交通事故に遭遇した男性が、オンラインゲームで応急処置手順を学んでいたおかげでけが人の手当てができたというニュースなどを紹介した。今後は「ネットを使って○○を実現する」といった企画を展開していくという。
pandola.jpというサイト名はギリシャ神話にちなんだ。「パンドラは、開けてはいけない箱を開けてしまい、さまざまな災いが世界に飛び出したが、最後に残っていたのは希望だと言われている。ネガティブな側面が強調されがちなネットの世界に希望を見いだし、その魅力を伝えていきたい」としている。
アルカーナは、SNSの研究などを手がけていた原田和英さんが2007年に設立した。
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