米Googleは7月24日、Gmail利用時に常にhttpsを利用できる設定オプションを追加した。
https(hypertext transfer protocol security)は、httpにデータ暗号化機能を付け加えたプロトコル。httpsでログインすると送信時に情報が暗号化され、ネットワーク上でメールが盗み見られるリスクが軽減される。
これまでもGmailへのログイン時には毎回httpsが利用されてきたが、ログイン後はユーザーがhttps://mail.google.comをあえて利用しない限り、httpでの接続に切り替えられていた。httpsでの接続だとデータ復号のためメールダウンロードの速度が落ちることを考慮しての設定だったという。
常時httpsを使用するには、Gmailの設定の「全般」タブで「常にhttpsを使用する」を選択すればいい。
同社はすべてのGmailユーザーとGoogle Appsユーザー向けにこの新設定を導入しているところだ。また近くGoogle Apps Premier Editionでも、コントロールパネルで同様の設定を可能にする予定という。
現時点では、Google Toolbarなど、Gmailに接続する一部の製品はhttpsをサポートしていない。Googleは現在この問題の解決に取り組んでいるという。
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