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MS、写真から3Dモデルを作成する「Photosynth」を一般公開

» 2008年08月22日 08時16分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは8月20日、複数の写真から3次元モデルを生成するオンラインサービス「Photosynth」を一般向けにリリースした。

 Photosynthは、建造物などをさまざまな角度から撮影した複数の写真を分析し、立体映像を再現する。完成した映像はズームイン、ズームアウト、映像内の移動などが可能で、実際にその場にいる感覚を味わうことができる。

 対応OSはWindows VistaとWindows XP SP2以降で、WebブラウザはInternet Explorer 7(IE 7)またはFirefox 2以降が必要。映像作品を見るためにはphotosynth.comからプラグインをダウンロードし、インストールする必要がある。映像を作るにはWindows Live IDも必要だ。

 開発はMicrosoft Live Labsが行い、既にNational Geographicによるストーンヘンジなど、幾つかの3D映像が公開されている。

Stonehenge

 自分で3D映像を作成するには、同一の場所や物体をさまざまな角度から撮影した写真を、20〜300枚程度準備する必要がある。写真をPhotosynthサイトにアップロードすれば、自動的に3D映像が作成される仕組み。完成した映像はWebサイトやブログ、SNSなどに組み込み、ほかのユーザーと共有できる。

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