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Google Notebookで不正ソフト配布、ネットサービスが新手の攻撃経路に

» 2008年09月04日 08時30分 公開
[ITmedia]

 Google Notebookなどの無料オンラインサービスを悪用し、偽のセキュリティソフトウェアをインストールさせようとする新手の攻撃が見つかった。セキュリティ企業のSymantecが9月3日のブログで伝えた。

 Google Notebookはリンクや画像、メモなどを保存してほかのユーザーと共有できる無料サービス。Symantecの調べで、偽の情報や悪質なリンクを記載したNotebookでユーザーをだまし、不正リンクをクリックさせようとする手口が見つかった。

 このNotebookに記載された「Microsoft Windows History」というサイトでリンクをクリックすると、「あなたのコンピュータはウイルス感染の可能性があります。システムをスキャンします」というポップアップが表示される。ユーザーがOKボタンをクリックすると、偽のウイルス対策ソフトウェアがダウンロードされるという。

 攻撃者はスパムメールやフィッシング詐欺サイトといったこれまでの手口に加え、新しい攻撃経路として無料サービスを使い始めたとSymantecは警鐘を鳴らしている。

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