ワンクリック不正請求の相談件数が急増 8月は545件で過去最悪
情報処理推進機構(IPA)は9月9日、8月に寄せられたワンクリック不正請求(ワンクリック詐欺)に関する相談件数が、前年比65%増の545件と過去最悪になったと発表した。1・2月は30件未満だったが3月から急増。アダルトサイトからの誘導に加え、スパムブログなどから不正請求サイトに誘導する手口が増えており、女性や子どもも被害にあっているという。
ワンクリック不正請求とは、Webページ上のURLや動画をクリックしただけで、「入会ありがとうございます」「会員登録が完了しました」といったメッセージを表示し、料金の支払いを不正に請求するというもの。
請求画面の前に、利用の同意を確認するような画面を表示してクリックさせることで、契約が成立したかのように見せかける「ツークリック詐欺」も報告されている。
IPAに寄せられた主な相談内容は、サイトで動画を見ようとして再生ボタンなどをクリックすると、ウイルス(exe形式の実行ファイル)をダウンロードさせられ、請求画面が数分おきに繰り返し表示される――というものだ。ダウンロード時にWindowsの警告が表示されるが、警告を無視して安易にダウンロードしてしまうユーザーがいるという。
ほとんどがアダルトサイトに仕掛けられているが、アダルトではないサイトから不正請求サイトへ誘導され、被害にあうケースも増えている。
例えば、芸能人の写真を掲載したスパムブログを開設して「超最新過激動画」などと興味を引くリンクを設置したり、ゲームの攻略法を紹介したサイトで、コメント欄などに不正請求サイトのURLを投稿して誘導する――といった手法も確認している。
昨年11月にツークリック詐欺業者が逮捕され、相談件数は一時急減。12月は43件、今年1月は28件、2月は24件だったが、3月以降に再び急増し、6月は372件、7月は457件、8月は545件と、3カ月連続で最多件数を更新している。
IPAの山田安秀セキュリティーセンター長は「これまで被害にあうのはアダルトサイトのユーザーが中心だったが、年齢・性別問わず被害者になっている」と指摘。不正請求の手口をよく知らない相談者も多いという。「振り込み詐欺などに比べてもまだまだ認知されていない。まずは手口を知ることが重要」
被害を避けるため、Windowsの警告に注意を払い、出所が分からないファイルはダウンロードしないようIPAは呼び掛けている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
くら寿司、「ちいかわ」コラボ中止 従業員による不正行為判明で
-
2
メルカリ、くら寿司ちいかわ騒動巡りコメント 出品削除・禁止の有無は
-
3
配布前の「ちいかわ」グッズがメルカリに? くら寿司コラボ第2弾、初日から“内部犯”の臆測呼ぶ 第1弾に続き
-
4
103年前の関東大震災、どこがどれだけ揺れた? 市区町村別の「詳細震度」マップがXで話題に
-
5
東京23区で「徒歩10分以内」に駅がない地域はどこ? 駅空白地帯マップが話題
-
6
醸造元に無許可でコラボ? 神田明神納涼祭りで販売された「VTuber日本酒」が物議 企画者は「事実関係確認中」
-
7
VTuberの名前を一発入力できる「VTuber変換辞書」で騒動 BOOTHで一時販売停止も復活 「当初の判断に誤り」
-
8
近くの“安いマック”が分かる「価格帯マップ」話題 スタバやコメダも対応 店舗の価格差、独自に調査
-
9
Google「Pixel 6a」で充電中に発火、けが人も 消費者庁
-
10
犬を飼うと認知症リスク48%減 東京に住む1万人以上を調査 国立環境研究所や東大など
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR