角川マーケティングは9月19日、国際的な動画配信を視野に入れた動画検索サービスを開発し、来年1月をめどに始めると発表した。経済産業省の「情報大航海プロジェクト」のモデルサービスとして運営する。
名称は「多言語対応動画アプリケーションプラットフォーム」。外部の動画サイトにアップロードされている動画のワンシーンをキーワードで検索したり、動画に多言語で字幕を付けたり、動画の関連コンテンツをリコメンドする機能を実装する。
角川グループが持つ動画データと照合し、グループの著作権を侵害した動画を見付け出す技術も実験する。
動画の同一性検知技術はNTTコミュニケーション科学基礎研究所「ロバストメディア探索技術」を、レコメンデーションと字幕を付ける技術はチームラボの「サグールテレビ」を、音声・シーン抽出には英Autonomy日本法人・オートノミーのマルチメディア検索エンジン「VIRAGE」をそれぞれ採用する。
「多くの動画コンテンツを保持する角川グループならではの新しい動画検索サービスの実証の場とし、国際的なコンテンツ配信にも目を向けつつ、ユーザーに求められている動画サービスを検討する」としている。
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