米eBay傘下のSkypeのジョシュ・シルバーマン社長が、このほど明らかになった中国でのSkypeチャット監視問題について、ユーザーから寄せられた代表的な質問に回答した。
TOMとの話し合いから、チャットの監視は中国政府の命令によるものだったことが判明した。中国では何年にもわたり、中国内、また中国と国外の通信を政府が監視しているというのは周知の事実であり、中国で事業を行うには、TOMもほかの通信サービスプロバイダー同様、現地の法律に従う義務があると説明した。
Skypeにできることは、中国内のユーザーとのチャットが監視され、そのデータが保管されている事実をユーザーに対して明確にすることであり、今後それを幾つかの方法で実行していく。
中国で多くの人々が家族や友人との通信、事業運営、世界中の人々との通信をSkypeに依存している以上、今後も継続する。
Skype同士の通信は非常に安全であり、また今回取り上げられた問題についても、一般的なSkype利用者にはまったく影響ない。監視の対象となっているのは、TOMとSkypeが中国内でのみ提供するソフトを利用するユーザーと、そのユーザーとの通信だけである。
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