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地デジカード、期待ほど需要盛り上がらず──ピクセラが下方修正

» 2008年10月07日 22時45分 公開
[ITmedia]

 ピクセラは10月7日、2008年9月期の連結業績予想を下方修正し、売上高が前回予想から21億5600万円減の65億3900万円にとどまる見通しだと発表した。赤字も拡大する。

 5月にPC用の地上デジタル放送対応キャプチャーカードが解禁されたが、一般販売は「期待されたほどの需要を見せず」、また注力していたOEM販売も、個人向けデスクトップPCの需要低下が著しく、デスクトップ向け製品を中心に出荷台数が計画を大きく下回った。

 またデジタル家電向けでも、組み込みデジタル放送受信ボードの新製品が、合理化や開発遅れで計画の大半が来期以降にずれ込んだ。自社の液晶テレビも、製造費用を抑えたことで生産台数が減少したという。

 修正後の予想は、営業損益が20億7400万円の赤字(前回予想比8億6100万円の悪化)、経常損益が26億200万円の赤字(同8億9700万円の悪化)、純損益が24億8500万円の赤字(同8億600万円の悪化)。

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