楽天は10月23日、「楽天市場」で商品を注文の翌日に配達するサービスを拡充し、新サービス「あす楽」として始めた。
今年6月以降に始めた、生鮮食料品が対象の「グルメスピード便」、家電やPCが対象の「家電・即日配送便」が好調だったため、統合して拡充する。対象商品を洗剤などの日用品やペット用品など6ジャンルに広げ、商品数を従来の約3倍の約5万3000点に増やした。対象エリアも沖縄県・離島を除く全国に拡大する。
新サービスの対象商品を正午までに注文すると、翌日に届く仕組み。米や飲料、紙おむつ、トイレタリー用品など、翌日配送ニーズが高く、運ぶのが大変な商品を中心に拡充したほか、カニや和牛、取り寄せスイーツなど地域産品も対象に加えた。
今後もサービスの強化を続け、2009年上期には楽天市場が扱う全ジャンルを対象に広げる計画。10〜12年には、楽天市場の流通総額の5〜10%以上を占めるまでに成長させたい考えだ。
三木谷浩史社長は「ネットショッピングは、嗜好性が高い商品から、すぐ欲しいものへの需要が高くなってきた」として、サービスの強化で共働き夫婦などのニーズに対応し、「スーパーなどのサービスを置き換えていけるのでは」と期待をかけている。
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