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Samsung決算、純利益は前年同期比44%の大幅減

» 2008年10月25日 08時13分 公開
[ITmedia]

 韓国Samsungが10月24日に発表した第3四半期(7〜9月期)決算は、売上高が前年同期比15%増の19兆2600億ウォン、純利益は同44%減の1兆2200億ウォンだった。

 半導体メモリの市況悪化の影響で、メモリ売上高が前年同期比15%減となったのが響き、半導体事業全体の売上高も5%減の4兆7800億ウォンとなった。しかし同社は、DRAM製品の差別化とコスト面での競争力をつけることで、競合他社ほど利益を落としていないとしている。

 液晶パネル事業では、売上高は前年同期比20%増の4兆8100億ウォン。しかし液晶パネルは市場全体で価格の下落傾向が鮮明で、Samsungが挙げているDisplay Searchのデータによると、4〜6月期から7〜9月期にかけてPC用19インチは30%、ノートPC向け15.4インチは24%、40インチテレビは 11%、市場平均価格が下がったという。

 携帯電話出荷台数は、前年同期比22%増の5180万台と堅調。ただし同社端末の平均販売価格(ASP)は143ドルから135ドルに下落した。市場シェアは約10%を維持しているという。

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