米国の大手家電量販店Circuit City Storesは米国時間の11月10日、ヴァージニア州リッチモンドの連邦破産裁判所に対し、連邦破産法11条の適用を申請した。8月末時点の負債総額は23億2000万ドル(約2300億円)。
個人消費の冷え込みによる販売不振は、業界第2位の同社でさえ飲み込んでしまった。すでに市場では信用収縮のあおりで一部のベンダーから支払い条件を厳しくされていたことなどもあり、経営難に陥っていた。米国時間の11月3日には米国内の150以上の店舗を閉鎖し、従業員の17%をレイオフすると発表しており、それを受けて業界最大手のBest Buyが資産吸収の検討をほのめかすなど、急激な変化が起ころうとする中での申請となった。
債権者の数は10万を超えているともされており、今後中堅中小企業への影響も懸念される。
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