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バイアグラ宣伝のYahoo! Groupsへ招待、正規サービスを悪用する手口アドレス収集が狙いか

» 2008年11月11日 08時31分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ企業のSunbelt Softwareは、米Yahoo!の正規サービス「Yahoo! Groups」を使ってバイアグラなどの医薬品を販売する不正サイトへユーザーを送り込もうとする新たな手口が見つかったと伝えた。

 スパム送信側は、Yahoo! Groupsへの参加を促す招待メールをユーザーに送信する。利用しているのはYahoo!の正規サービスであるため、スパム対策フィルタで遮断されることなくユーザーに届いてしまう。

問題の招待メール(Sunbeltより)

 ユーザーが「グループに参加する」というボタンを押すと、Yahoo! Groupsのページにつながり、バイアグラなどの医薬品を売り込む広告が表示される。スパム送信側の目的はグループに参加させることではなく、この広告を見せることだと思われるが、もちろんグループに参加すれば自分のメールアドレスをスパム送信グループに提供することになる。

 マルウェアやスパムをばらまくために大手の正規サービスを利用する手口は、今後さらに増えるだろうとSunbeltは予想している。

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