米QUALCOMMは11月12日、新興国に安価な高速無線インターネットアクセスを提供することを目指し、新たなPC代替ネット端末「Kayak」を発表した。
Kayakは3G技術を利用して、インターネット回線の利用が難しい、あるいは高価な地域にネット接続を提供することを目指しているという。デバイスメーカー向けの参照設計と推奨ソフトウェア仕様で構成され、メーカーはこの設計を基にさまざまなデバイスを設計できる。参照設計はQUALCOMMのデュアルコア「MSM7xxx」シリーズチップセットを採用し、Operaのフルブラウザ、テレビやコンピュータディスプレイのサポート、標準的なキーボードとマウスとの互換性、音楽プレーヤーや3Dゲーム機能を備える。
最初のKayakデバイスは台湾のInventecが製造し、2009年第1四半期に東南アジアのCDMA2000およびWCDMAネットワークでトライアルを実施する。将来は、QUALCOMMの携帯機器向けプラットフォーム「Snapdragon」を搭載したKayakデバイスが登場する可能性もあるという。
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