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「コーエーテクモホールディングス」誕生 09年4月に経営統合

» 2008年11月18日 15時51分 公開
[ITmedia]

 テクモとコーエーは11月18日、2009年4月1日付けで経営統合し、共同持ち株会社「コーエーテクモホールディングス」を設立すると発表した。強みを相互補完しながら両社ブランドの成長を図り、新会社は2011年度に連結売上高700億円以上、経常利益210億円以上の達成を目指す。

 同日、両社取締役会で承認し、統合契約書を締結した。経営統合は1月16日に両社で開催予定の臨時株主総会での承認を前提に株式移転方式で行う。共同持ち株会社を設立し、テクモとコーエーはその傘下の事業会社として完全子会社化される。

 株式移転では、テクモ株式1株に対し、新会社株式0.9株を、コーエー1株に対し共同新会社株式1株を割り当てる。新会社は発足と同時に東京証券取引所に新規上場する予定。テクモとコーエーはそれぞれ東証1部上場廃止となる。

 新会社の代表取締役会長にはテクモの柿原康晴代表取締役会長兼社長が、代表取締役社長にはコーエーの松原健二代表取締役執行役員社長が就任する。コーエーの襟川陽一ファウンダー取締役最高顧問、襟川恵子ファウンダー取締役名誉会長も取締役に就く。

 経営統合により、テクモのアクションゲーム、コーエーの戦略ゲーム、タクティカルアクションゲームなど、両社の強みを相互補完し、特に世界市場で重要なアクションゲーム分野で戦略的商品投入による機会収益の最大化、シナジーをいかした商品開発を通じて大きな成長が期待できるとしている。

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