インターネット管理組織のICANNは11月25日、エストニアのドメイン登録業者ESTDomainsの認定取り消しを予定通り行ったと発表した。
ICANNは、ESTDomainsの社長を務めていたVladimir Tsastsin氏がクレジットカード詐欺などで有罪となったことが規定違反に当たるとして、10月に認定取り消しを通告していた。セキュリティ企業などによれば、ESTDomainsはマルウェア配布サイトや詐欺サイトなどを大量に登録させている悪名の高い業者だった。
ICANNによれば、EstDomainsが管理していたドメイン28万1000件は認定取り消しに伴い、EstDomainsが指定した業者のDirecti Internet Solutionsにまとめて移管される。
セキュリティ企業のPanda SecurityはEstDomainsの認定取り消しを歓迎しながらも、これで悪質なサイトや偽セキュリティソフトウェアを使った攻撃が止むわけではないと述べ、こうしたサイトは既に別のドメイン登録業者に移りつつあると指摘している。
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