ジーエフケー マーケティングサービス ジャパンが12月1日に発表したBlu-ray Disc(BD)ソフト市場の調査結果によると、2008年1〜9月期の同市場規模は38億円で、前年同期の3.7倍に増えた。数量ベースでは68万枚と同3.5倍に増えている。
タイトル数は9月末までに500を突破した。ジャンル別では洋画と日本アニメが多く、特に、今年7月にバンダイビジュアルがBDソフトの販売を拡大して以降、日本アニメが急増。9月単月の金額構成比は、日本アニメが64%を占め、洋画(29%)を35ポイント上回っている。
タイトル数では洋画が全体の過半数を占めているという。金額構成比で日本アニメに押されている洋画だが、「年末にかけて攻勢をかけてくることは確実」(同社)で、洋画と日本アニメが市場をけん引する構図はしばらく続きそうだ。
販売チャネル別金額構成比は、「ECサイト」が42%を占め、「家電量販店」(30%)と「メディアストア」(27%)を引き離している。日本アニメでは、ECサイトでの販売が66%を占めている。
BDソフト市場規模は、今年末までに50億円へ成長し、タイトル数も700を突破する見込み。「マクロスF 第2巻」など、発売時にBDソフトの売り上げがDVDを上回るタイトルも現れ始めたという。だが現在、DVD市場全体でBDソフトが占める割合は数%で、BDソフトがDVDを上回るのは「まだ先になりそう」としている。
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