米Eye-Fiの日本法人・アイファイジャパンは12月3日、無線LAN機能を搭載したSDメモリーカード「Eye-Fi Share カード」の予約受け付けを始めた。年内にユーザーの手元に届く予定だ。容量は2Gバイトで、価格は9980円。
Eye-Fi Shareは、SDカード対応のデジタルカメラから無線LAN経由で、写真をPCに自動転送・保存したり、写真共有サイトへ直接アップロードできる。初回に、SDカードに収録している専用ソフト「Eye-Fi Manager」をPCにインストールし、無線LANやアップロード先のサイトを設定する必要がある。
対応サイトは「Flickr」「Facebook」「Picasa」「TypePad」など9サイト。今後、はてなが運営するサービスでも対応する予定という。対応OSはWindows Vista/XP、Mac OS X。
公式サイトのほか、「Amazon.co.jp」「楽天市場」で予約を受け付けている。来年春からは家電量販店でも販売する計画だ。
昨年10月に米国で発売した。「従来は写真を撮影してもそのままにしておくことが多かった」(Eye-Fiのジェフ・ホロブ社長)が、Eye-Fiユーザーは、3日に1回ほどのペースで、写真をアップロードしているという。「“新鮮”な写真は家族や友人にも喜んでもらえる」と話す。
米国ではShareのほかに、公衆無線LANに対応した「Explore」や、写真共有サイトへの投稿機能を省いた低価格の「Home」など全4種類を展開しており、日本でも順次発売する予定だ。
世界進出は日本が初めて。ホロブ社長は、日本市場について「写真の世界の中心。主要なカメラメーカーがある。テクノロジーも洗練されており、日本のユーザーは世界のユーザーより知識豊富だ」と期待。販売目標は非公開だが、「日本に強くコミットメントしたい」(アイファイジャパンの田中大祐社長)としている。
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