米調査会社iSuppliは12月23日、2009年第3四半期(7〜9月期)の世界市場におけるPC出荷台数および市場シェアについての調査結果を報告した。ノートPCの出荷台数は前年同期比40%増の3860万台となった。一方、デスクトップPCの出荷台数は同1.3%減の3850万台だった。四半期ベースでは初めて、ノートPCが出荷台数でデスクトップを超えた。
世界的な不況の中でも、ノートとデスクトップを合わせたPC出荷台数は、前年同期比15.4%増となり、iSuppliの当初予想12%増を上回った。
ブランド別PC出荷台数順位の上位5社に変化はなかった。1位は出荷台数1490万台、市場シェア18.8%の米Hewlett-Packard(HP)。2位は出荷台数1100万台弱、シェア13.9%のDell。3位は970万台で12.2%のAcer、4位はLenovo(シェア7.5%)、5位は東芝(シェア4.6%)だった。
iSuppliによると、Acerは台数ベースの市場シェアを大きく伸ばしており、前期比で45%増、前年同期比では79%増を達成。前期比では300万台も多くノートPCを出荷しており、2位のDellとの市場シェアの差は2ポイント以下にまで縮まっている。
5位以下では、Appleが前期から約0.5ポイントシェアを落とし、3.2%の7位となった。一方ASUSTeKはノートPCが好調で6位に。ノートPCのみのランキングでは、Lenovoを抜いて5位にランク入りしている。
iSuppliは2008年通年のPC出荷台数伸び率予測について、当初の予測である12.5%から13%に上方修正した。2009年については4.3%と見込んでいる。
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