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歩行者が車と通信して事故防止 携帯電話外付け機器、OKIが開発

» 2009年01月09日 07時00分 公開
[ITmedia]
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 沖電気工業(OKI)は1月8日、歩行者が車両と無線で通信してお互いの位置情報を交換し、交通事故の防止に役立てるための携帯電話用外付け機器「携帯電話用DSRC車々間通信アタッチメント」を試作したと発表した。

 充電器の接続端子に接続して使う、61(縦)×49.5(横)×21(厚さ)ミリのアタッチメント。GPSや加速度センサー、磁気センサーを搭載し、携帯を持つ歩行者の位置を測定できる。

 ETCなどに使われている無線通信技術「DSRC」に対応した。アタッチメント付き携帯を持つ歩行者が自分の位置情報を周辺の車両に送信したり、車両の位置情報を携帯で取得することで、交通事故防止に役立てる。

画像 システム構成

 今後、携帯から歩行者への注意喚起手段や、歩行者と車両間での意思表示方法などの開発を進めるほか、各キャリアの携帯に接続できるよう、インタフェースやドライバ部に拡張性を持たせていく予定だ。

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