萌えキャラを地域活性化に生かそうという動きが活発になっている。国の委託を受けて若者の就職相談や支援を行う「ちた地域若者サポートステーション」(愛知県・半田市)のWebサイトには、半田市のある知多半島のイメージキャラクター「知多みるく」が登場した。
みるくは、セミロング髪の毛に緑の髪飾りを付け、ピンクのジャケットの胸元にリボンを付けた萌えキャラ風の女の子。
社会人になりたての新入社員という設定で、プロフィールは「22歳のA型(よくO型に間違えられる)、身長は158センチ、趣味はボランティアと資格取得、学生時代の部活は吹奏楽部」だ。知多半島で酪農が盛んなことから「みるく」と名付けられた。
ちた地域若者サポートステーションのWebサイトやちらしでの採用は、みるくの「初めてのお仕事」。「就職に困っている方がいたらぜひ相談に行ってみてください☆」と、自身のブログ「みるろぐ」でコメントしている。
サイトでは、みるくのイラストと「萌えろ就職活動」と書かれたちらしのPDFファイルがダウンロード可能。みるろぐには知多半島の情報も掲載している。
みるくは、東武鉄道のお客様センターのマスコットキャラ「姫宮なな」を描いたイラストレーターの宙花こよりさんがデザインした(東武鉄道に清楚な萌えキャラ「姫宮なな」登場)。
萌えキャラやアニメキャラを地域活性化に生かそうという取り組みはここ数年盛んになっている。秋田県羽後町は、萌えキャラを米袋にプリントしたあきたこまちを発売して人気を集めた。「らき☆すた」の舞台となった埼玉県では、らき☆すたを生かした町おこしが成果を上げている。
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