米Googleが2月3日に発表した「Google Earth」の新版「5.0」には、海中や火星を“探検”したり、過去の航空写真を閲覧できる機能が追加された。米Googleが勧める見どころや楽しみ方を紹介しよう。
新たに加わった「歴史的イメージ機能」は、過去の衛星写真を閲覧する機能。画面上部の時計アイコンをクリックすると現れる「タイムスライダー」をドラッグすると、過去の写真に切り替えられる。
米国では最も古いもので1940年代、日本では1995年前後の写真があり、氷河が消えゆく様子や六本木ヒルズが完成に近づいていく様子など確認できる。米GoogleのGoogle Earthプロダクトマネージャー、ピーター・バーチさんは「タマネギの皮をめくるように、過去を見られる」と話す。
海中に潜って、海底の地形を3D画像で見られる「Ocean」機能も追加した。ハワイの海底火山の様子をチェックするといったことが可能。海に関する動画や写真、クイズなども重ねて表示できる。
「Ocean」開発のきっかけは、ある海洋科学者に「Google Earthはすごいが、海のものは何もない。地球の3分の2は海なのに」と言われたこと。「家を建てた後に地下室が必要になったようなもの。開発中は、海中に潜るコードを用意するのが難しかった」(バーチさん)
火星の地形を3D映像で確認したり、火星探査機が撮影した写真を閲覧できる「Google Mars 3D」も加わった。火星にある、太陽系で最も高い山「オリンポス山」の山頂やクレーターのふちに立っている気分が味わえる。
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