米Microsoftは2月4日、Windows 7のエディション構成について、どのように決定したかを公式ブログで説明した。
同社は、3日に発表した6つのエディション分けについて、顧客とパートナーからのフィードバックに基づいて決めたとしている。まず、「どのエディションを使ったらいいかはっきりさせてほしい」との声に応え、コンシューマー向けのHome Premiumと中小企業向けのProfessionalの2つを主要エディションとした。
しかし、それだけでは特定市場の特殊なニーズを満たせないため、Starter、Home Basic、Enterprise、Ultimateの4つのエディションを提供するという。StarterはPCメーカーにのみ提供するもので、性能の低いPCにも搭載可能。ただし、1度に3つのアプリケーションまでしか実行できない。Home BasicもPCメーカーにのみ提供し、新興国の安価なPCが対象。Enterpriseは大企業向けで、BitLockerなどの高度なセキュリティ機能や管理機能を備える。Ultimateはすべての機能を使いたいユーザー向け。
また、すべてのエディションで単一のイメージを使っているため、エディション間のアップグレードが容易になると同社は説明している。ユーザーはオリジナルメディアや追加ソフトなしで、上位エディションを「ロック解除」できる。これは、エディション間のアップグレードを容易にしてほしいという顧客の声に応えての決定という。さらに、上位エディションは下位エディションの機能をすべて搭載するため、アップグレードによって前のエディションの機能がなくなることはない。
Microsoftは小型ノートPC(Netbook)について、Windows 7のすべてのエディションが搭載可能とし、十分なハード要件を備えた小型ノートPCにはHome Premiumを推奨している。
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