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レコ協、違法着うた配信の4人に賠償請求

» 2009年02月09日 18時16分 公開
[ITmedia]

 ビクターエンタテインメントやソニー・ミュージックレコーズなど日本レコード協会(RIAJ)の会員企業19社は2月9日、権利者に無断で「着うた」などの音楽ファイルを携帯電話向けに配信し、著作権法違反で逮捕・起訴され、有罪判決があった4人に対し、計1900万円の損害賠償を請求したと発表した。

 4人のうち1人は、音楽ファイルを携帯電話向けに無料でダウンロードできるサイト「DXチャンネル」を、レンタル掲示板を使って運営。07年5月に同法違反容疑で逮捕され、懲役1年(執行猶予3年)の判決があった。残りの3人も、同サイトに権利者に無断で音楽ファイルをアップロードした同法違反容疑で逮捕され、罰金判決があった(違法着うた配信で初の逮捕)。

 RIAJによると、着うたなど携帯電話向け音楽配信の市場規模は07年度で約680億円となる一方、携帯電話向けに違法にアップロードされた音楽ファイルの推定ダウンロード数は4億700万で、「音楽配信市場の健全な発展の阻害要因となっている」としている。

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