テレビ朝日は4月2日、2009年3月期の連結業績が17億円の最終赤字になる見通しだと発表した。前回予想は1億円の黒字だった。広告収入が減少する中、番組制作費のカットなどで営業利益、経常利益は前回予想を上回るが、株式の評価損計上などが響く。テレビ事業を手がける単体業績は19億円の営業赤字になる見通し。
景気低迷でCM出稿量が大幅に減少。売上高は、下方修正した前回予想をさらに15億円下回る2475億円(前期比2.7%減)にとどまる見通し。番組制作費や経費の圧縮、CM減に伴う代理店手数料の減少で、営業利益は前回予想から4億円増の12億円(88%減)、経常利益は同1億500万円増の29億円(76%減)に。
だが投資有価証券評価損や固定資産の減損損失を計上するほか、業績悪化で繰延税金資産の一部を取り崩すため、前回は1億円の黒字としていた最終損益が赤字に転落する見通しになった。
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