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Twitter、「tweet商標騒動」について説明

» 2009年07月02日 13時26分 公開
[ITmedia]

 マイクロブログサービスTwitterが、「tweet」を名前に使っているサービスを訴えるかもしれない――このような憶測がネットに流れたが、Twitterは即座にこれを否定した。

 事の発端はテクノロジー系ブログTechCrunchの記事。同サイトは、TwitterのAPIチームがサードパーティーに対し、同社の商標であるtweet(Twitterに投稿される最大140文字のメッセージを指す言葉)という単語と類似したUIを使っていることに不満を示したと伝えた。これを受け、ニュースサイトやブログなどで、Twitterがサードパーティーに対して商標訴訟を起こすのではないかとの憶測が流れた。

 Twitterは7月1日、この騒動を受けて、「tweet」という言葉を同社の商標として申請したことを公式ブログで認めた。しかし「混乱を招いたり、損害をもたらすプロジェクトが出現した場合に、ユーザーと自社のブランド守る」ためであり、tweetを名前の一部に使っているTwitter関連アプリやサービスを訴える意図はないと明言している。

 TweetDeck、TweetMemeなど、tweetという単語を使ったTwitter関連サービスは多数あり、同社はそれらのサービスを「多くのユーザーと同様に愛している」し、「tweetという言葉の使用を推奨している」と創設者のビズ・ストーン氏は述べている。

 ただしTwitterは、「Twitter」という言葉については、サービスやアプリの名前に使わないよう推奨している。Twitterは同社のサービス名であり社名であるため、混乱を招く可能性が高いと説明している。

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