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地上波テレビ・ラジオ、初の赤字転落

» 2009年09月10日 07時00分 公開
[ITmedia]
photo 地上波放送の損益、営業利益率は以前から右肩下がりの状況(総務省の報道資料より)

 総務省は9月9日、2008年度の放送事業者収支状況を発表した。広告収入の減少が響き、地上波テレビ・ラジオ計195社の最終損益が初めて赤字に転落した。

 195社の最終損益合計は212億円の赤字。620億円の黒字だった前年度から大幅に悪化した。黒字だったのは88社と、全体の半数以下だった。

 売上高は広告収入減少の影響を受け、前年度比5.3%減の合計2兆4343億円にとどまった。営業費用は3.2%減の2兆3928億円に減らしたものの、営業利益は57.9%減の415億円と大幅に減少した。

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