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Windows 7パッケージ版予約受け付け開始 割安な優待パッケージも

» 2009年09月24日 20時17分 公開
[ITmedia]

 マイクロソフトは、10月22日に発売する新OS「Windows 7」パッケージ版の予約受け付けを9月25日に始める。割安な限定優待版を日本独自企画として販売するほか、3台まで割安にアップグレードできる「ファミリーパック」も発売する。

photo Windows 7パッケージを掲げるマイクロソフトの堂山昌司副社長

 予約受け付けを始めるのは「Ultimate」「Professional」「Home Premium」の通常版・アップグレード版。各家電量販店・オンラインショップで受け付ける。

 参考価格(税抜き)は以下の通り。

エディション 通常版 アップグレード版 限定優待パッケージ(希望小売価格)
Ultimate 3万8800円 2万6800円
Professional 3万7800円 2万5800円 1万9999円
Home Premium 2万4800円 1万5800円 1万3999円

 同時に予約受け付けを始める優待パッケージは、ProfessionalとHome Premiumのアップグレード版で、Professionalが1万9999円(税抜き、以下同じ)、Home Premiumが1万3999円と割安になっている。6月に実施した先行予約分が早々に完売したのを受け、「本社と時間をかけてやりとりし、フィードバックをもらったお礼の気持ちを込めて日本市場だけで展開する」(藤本恭史コンシューマーWindows本部長)という。今回は「十分な本数が用意できたのでは」としている。

 10月18日に予約受け付けを始めるファミリーパックは、1世帯で3台まで、1つのライセンスキーを使ってHome Premiumにアップグレードできる本数限定パッケージ。価格は2万3999円と、アップグレード版を3本購入するより大幅に割安だ。

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 購入後、上位エディションにアップグレードできる「Windows Anytime Upgrade」の詳細も公表した。Windows Vistaで不評だった点を改善し、オンライン・オフラインともDVDなどのメディアを不要にしたほか、10分程度でアップグレードできるよう時間を短縮したという。アップグレードキーを店頭かオンラインで購入する仕組みで、「Starter」からHome Premiumが8800円、Home PremiumからUltimateが1万6800円など。

 7へのアップグレード推進策として、サポートを拡充する。基本操作についての無償サポートはVistaでは2インシデントまでだったが、7では利用開始日から90日間と大幅に拡大する。互換性情報サイトではVista発売時に比べ紹介製品数を約2倍に増やし、10月15日にはユーザーのPCをスキャンして7へのアップグレードを診断する「Windows 7 Upgrade Advisor」を公開する。

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