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富士通の4〜9月期は営業赤字 2Qは黒字転換

» 2009年10月29日 09時52分 公開
[ITmedia]

 富士通が10月27日発表した2009年4〜9月期の連結決算は、営業損益が182億円の赤字だった。企業のIT投資抑制の影響を受け、システム構築事業などの売り上げが落ち込んだ。ただ、7〜9月期の営業損益は黒字に転換した。

 売上高は10.9%減の2兆1866億円。ソリューション/SI事業のほか、LSIやPC、サーバなども減収だった。経常損益は297億円の赤字。ファナック株式の売却益を計上したことで、純損益は432億円の黒字だった。

 通期の売上高予想を修正し、前回見通しから200億円減の4兆80000億円とする。欧州を中心した市況の低迷によるPCとインフラサービスの売り上げ減を織り込んだ。利益予想は据え置き、営業損益は900億円の黒字を見込む。

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