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富士通、ファナック株全株売却 純利益700億円上方修正

» 2009年08月24日 07時00分 公開
[ITmedia]

 富士通は8月21日、工作機械大手のファナックの自己株式取得に応じ、保有する同社株式1197万株(発行済み株式の5.0%)のほぼ全てを売却したと発表した。売却額は約890億円。富士通は2009年3月期の連結純利益予想を700億円上方修正し、950億円とする。

 ファナックは1972年、富士通のNC(数値制御)部門が子会社として独立。富士通は出資比率を徐々に低下させていた。富士通は「株式売却後も、これまで以上に友好的かつ対等のパートナーとして、良好な協力関係を維持していく」としている。

 投資有価証券売却益を計上することで、純利益予想を上方修正する。売上高、営業利益、経常利益はそれぞれ予想を据え置く。

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